従来の天吊り物干には1本につき1個のフックが付属品として同梱されていたが、デザイン的配慮されているものではなかった。天吊り物干は2本1セットで使用することが通例であるから、1本しか掛けられない中途半端な部材を提供するのではなく、AirHoop(天吊り物干)2本が掛けられる仕様の製品を提案することで、無駄を排除し環境配慮をすると同時に、AirTorch(移動式簡易照明)の機能拡張も目指した。
1)付属品同梱の結果、資源の無駄遣いとなっていた点を改善し、環境負荷の軽減しすること。
2)2本を1つのフックで収納できるようにし空間をすっきりとさせることができる。
3)1つのフックでAirHoop, AirTorchの2商品に対応可能である上、airシリーズを所有していなくても、小物類の収納器具として活用可能。
4)壁面に同一のフックを数カ所取り付ける事で、airシリーズのインフラにできる。
すべてが簡潔であるように配慮した点。
1)極力構造を簡素化した設計にして、設定した要件を満たす。
2)壁への取付けは、ビス一本で木下地がある所なら任意の場所に取付ける事ができ、特殊な施行も不要なためエンドユーザーが自ら設置可能である。
3)付属のカラーキャップでビスを隠すよう配慮をすることで無骨さを感じさせることなく、シンプルなデザインとし、インテリアになじむようにした点。
世の中には気配りのつもりで付属品を同梱することがあるが、その多くは中途半端なクオリティになりがちだ。このフックはairシリーズとして利便性を向上させるだけでなく、消費者が本当に必要なモノを選択するシステムでもあり、シンプルなデザインによって空間をすっきりと魅せることができるほか、今までにない空間利用を可能にしている。